採用サイトに載せるべき5つの要素|工務店向けテンプレート付き

「採用ページを作ったのに応募が少ない」
「Indeedには載せてるけど、自社サイト経由の問い合わせがほとんどない」

そんな悩みを抱えていませんか?
実は、多くの工務店が“求人情報の掲載”にとどまり、「会社の魅力を伝える設計」になっていないことが原因です。
採用市場では、求職者が企業の“人と雰囲気”を重視する傾向が強く、採用サイトの見せ方が応募数を左右します。


職人は足りてないのに、求人出しても反応がなくて…。若い人にはどう響くのか分からないんだよ。

Instagramでは反応あるんですが、採用ページがシンプルすぎて“何の会社か分からない”って言われたこともあります。


この記事では、工務店が採用サイトに載せるべき5つの要素を、実例とテンプレート付きで解説します。
「人が集まる採用ページ」と「スルーされる採用ページ」の違いを明確にし、今すぐ改善できる実践的ポイントを紹介します。


目次

1. 採用サイトの役割を正しく理解しよう

まず最初に、採用サイトは「求人票のコピー」ではありません。
求職者が知りたいのは、仕事内容よりも“どんな会社か”ということ。

求職者が気になるポイント採用サイトで伝えるべき要素
どんな人が働いているのかスタッフ紹介・写真・動画
会社の雰囲気オフィス・現場・イベント写真
どんな理念や思いがあるのか経営理念・社長メッセージ
成長できる環境があるか教育・キャリア制度の紹介
安心して働けるか福利厚生・休日・待遇情報

求人情報サイトでは伝わらない「会社の人格」や「価値観」を可視化することが、採用サイトの最大の役割です。


2. 採用サイトに必ず載せるべき5つの要素

ここからは、実際に採用サイトを構成する際の必須要素を紹介します。
この5点が揃っているかどうかが、応募率を大きく左右します。


① トップメッセージ(経営者・代表の言葉)

求職者は「どんな人が会社を率いているのか」を知りたがります。
代表メッセージでは、理念や想いを自分の言葉で伝えることが重要です。

ポイント

  • 経営理念・ミッションを短く明快に
  • 「どんな仲間と働きたいか」を具体的に書く
  • 写真や動画で人柄を見せる

悪い例:「お客様第一主義を大切にしています」
良い例:「“手の届く幸せな家づくり”を一緒に実現したい。若手の挑戦を応援する会社です。」


② スタッフ紹介・インタビュー

採用サイトの中で最も読まれるのがスタッフ紹介です。
先輩社員や職人のリアルな声を載せることで、「自分も働けそう」と思ってもらえます。

役職インタビュー例掲載内容
現場監督「お客様と一緒に家をつくる感動がある」一日の流れ・やりがい
設計士「図面の先にある笑顔を想像して仕事をしています」社内の雰囲気・チームの関係性
大工「若手でも意見を言いやすい職場です」入社理由・成長実感

ポイント

  • 写真は“仕事中の自然な姿”を使う
  • 文章は本人の言葉で、インタビュー形式にする
  • 社員数が少なくても「人が見える構成」にする

③ 仕事内容・募集職種

職種説明では「何をする仕事か」を具体的に伝えつつ、**“その仕事が会社にどう貢献しているか”**まで書くと差別化できます。

記載項目のテンプレート

  • 業務内容(1日の流れなど)
  • 必要スキル・経験(未経験可なども明記)
  • 募集背景(増員・新事業など)
  • 給与・待遇・勤務地

具体例

仕事内容説明の中に、読みやすい箇条書きを入れると効果的です。

  • 朝は8:00出社、朝礼後に現場へ
  • 午前:現場チェック・施主対応
  • 午後:進捗報告と翌日の準備
  • 17:00頃には帰社、報告書提出

このように「一日の流れ」を視覚的に示すことで、働くイメージが明確になります。


④ 働く環境・制度紹介

求職者が「長く働ける会社かどうか」を判断する重要な部分です。
単なる福利厚生の羅列ではなく、**“会社の文化や支援体制”**が伝わるようにしましょう。

項目内容例
教育制度OJT研修・資格取得支援・社外セミナー費用補助
キャリア支援社員の挑戦を応援する昇格制度/ジョブチェンジ可能
福利厚生住宅手当・社用車貸与・社員旅行など
社内イベントBBQ・感謝祭・ボランティア参加など

ポイント

  • “人に投資する会社”という姿勢を伝える
  • 若手・中途・女性など多様な層に安心感を与える

⑤ エントリーフォーム・応募導線

どんなに内容が良くても、「応募しづらい」構成では台無しです。
エントリーフォームはシンプルで、スマホでも入力しやすく設計しましょう。

理想的な導線

  1. 各職種ページの末尾に「応募する」ボタン
  2. フォームは名前・連絡先・希望職種の3項目だけ
  3. 確認メールを自動返信で送信
  4. SNSやLINEからの応募も受け付ける

「気軽に話を聞きたい」層を取りこぼさないよう、
“カジュアル面談”や“LINE相談”ボタンを設置するのも効果的です。


3. 採用サイトの構成テンプレート(工務店向け)

以下の構成でページを設計すれば、見やすく伝わりやすい採用サイトを作れます。

セクション内容備考
ヒーローエリア「採用キャッチコピー+現場写真」スマホでも見やすいデザイン
代表メッセージ想い・理念・求める人物像写真付き
社員紹介職種ごとのインタビュー写真・一言コメント
仕事内容職種別の詳細・一日の流れ表形式で見やすく
働く環境制度・福利厚生・イベント写真+説明文
募集要項勤務地・給与・待遇など求人票形式
エントリーフォームシンプルな入力項目自動返信メール設定

4. 応募率を上げるための工務店特有の工夫

一般企業と違い、工務店では“現場職志望”が多いため、ビジュアルとリアル感が鍵になります。

写真の撮り方

  • 現場の清潔感・安全意識が伝わる構図にする
  • 人物の自然な笑顔を重視(ポーズよりリアル)
  • 加工しすぎない(求職者がギャップを感じないように)

キャッチコピーの例(CTR向上)

  • 「人の“想い”をカタチにする仲間を募集しています」
  • 「建てるだけじゃない、“残す仕事”をしよう」
  • 「現場が好き。人が好き。そんなあなたにぴったりの会社です。」

5. 採用ブランディングの考え方

採用サイトは単なる求人ページではなく、“会社のブランドメディア”です。
求職者だけでなく、OB・取引先・地域の人も閲覧します。

ブランディング視点実践方法
一貫性コーポレートサイト・SNSとデザイントーンを統一
ストーリー性「創業から今までの歩み」を写真で紹介
誠実さ過度な演出よりも“等身大”を重視
継続更新社員の声やイベントレポートを定期追加

採用サイトは“採用時期だけ”ではなく、“常に公開しておく”ことで、潜在的な応募者を育てる効果があります。


6. 成功事例|採用サイトをリニューアルした工務店の成果

奈良県のS工務店では、採用サイトを全面リニューアル。
求人票中心だった構成を、「人」「想い」「雰囲気」が伝わる内容に変更しました。

項目リニューアル前リニューアル後
月間アクセス数約300PV約1,200PV
応募数0〜1件/月5件/月
内定率20%60%
離職率高め(3年以内50%)大幅改善(10%以下)

改善のポイント

  • 社員の一日動画をトップに掲載
  • LINEで応募可能な導線を設置
  • 採用ページをSNSで定期発信

結果、若手応募者が増えただけでなく、社内のモチベーション向上にもつながりました。


7. まとめ|“採用ページ=会社の鏡”と考えよう

採用サイトは、会社の「採用ツール」ではなく「信用を生むメディア」です。
求職者は、あなたの会社のページを見て“どんな人が働いているか”を想像しています。

チェックリスト状況
代表メッセージが掲載されている
社員紹介が写真付きである
仕事内容が具体的に書かれている
働く環境がわかる写真がある
応募導線が明確でシンプル

この5項目がそろえば、採用サイトは「応募したくなるページ」に変わります。
デザインよりも“誠実な情報設計”こそが、採用成功の第一歩です。

この記事を書いた人

くらし建築百科 編集部は、工務店・リフォーム会社・建築会社の「現場」と「経営」の両方に寄り添う情報発信チームです。住宅業界のマーケティング支援やDX導入支援に携わってきたメンバーが、集客・採用・補助金・業務効率化など、明日から使える実務ノウハウを分かりやすくお届けします。

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