HPからの問い合わせが増えない工務店が見落としがちな3つのポイント

「ホームページは作ったのに、問い合わせが全然来ない…」
「毎月アクセスはあるのに、見積依頼や資料請求に結びつかない…」

そんな悩みを抱える工務店は、全国的にも少なくありません。
デザインや情報量を改善しても反応が鈍い原因は、見込み客の心理に合っていない設計にあることがほとんどです。


SNSもやってるし、施工事例も更新してるのに…どうして問い合わせが増えないんだろう?

アクセス解析を見ても“何が悪いのか”が分からなくて…。業者に頼むほどの予算もないですし…。


この記事では、そうした工務店が意外と見落としがちな3つのポイントを解説します。
どれも専門知識がなくても今日から改善できる内容です。
問い合わせ数=売上直結につながるHP活用の本質を具体的に掘り下げていきましょう。


目次

1. “誰に”伝えているのかが曖昧になっている

工務店のHPを見ていると、「家づくり」「リフォーム」「リノベーション」など、幅広くサービスを載せているケースが多く見られます。
しかし、見込み客の検索意図はもっと明確です。

下記は一例です。

検索ワード検索者の意図HPで答えるべき内容
キッチンリフォーム 神戸キッチン中心に施工してくれる地元業者を探しているキッチン施工事例+費用相場+対応エリア明記
工務店 注文住宅 おしゃれデザイン重視の家づくりを希望デザイン施工例+設計士紹介+コンセプト訴求
耐震補強 リフォーム 見積構造系の信頼性を重視技術実績+保証内容+施工手順

改善のポイント

  • ターゲット(年齢・家族構成・悩み)を1ページ1テーマで明確にする
  • 「どんな人が」「何を解決できるサイトなのか」を冒頭で書く
  • 各ページのタイトルに地名・施工内容・悩みワードを含める

例:「神戸で水まわりの悩みを解決|地域密着の〇〇工務店」

SEOだけでなく、ユーザーが「この会社なら話を聞いてもらえそう」と思う心理を引き出すことが重要です。


2. CTA(行動導線)が“情報的”で終わっている

HPの目的は「情報を見せること」ではなく「行動を促すこと」です。
しかし多くの工務店サイトでは、CTA(行動ボタン)が弱く、ユーザーの“次の一歩”を導けていません。

よくある例(反応が鈍いパターン)

  • 「お問い合わせはこちら」だけのボタン
  • 下層ページの最後にしかフォームがない
  • 資料請求ボタンが目立たない位置に配置

改善のポイント

  • 各ページの途中にもCTAを配置(中間CTA)
  • 「無料相談」「簡単30秒見積」など行動ハードルを下げる表現に変更
  • クリック先のフォームを簡略化(必須項目3つ以内が理想)

行動を促すコピー例

目的CTAボタン文例
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CTAの言葉1つでコンバージョン率が1.5倍以上変わることも珍しくありません。
特にスマホ閲覧時は「今すぐ相談」ボタンを固定表示するだけで反応が改善します。


3. 信頼構築の“裏付け要素”が足りない

問い合わせを増やす上で最も大切なのは「安心感」です。
しかし多くの工務店が、信頼の証拠を可視化できていない状態にあります。

信頼を高める3大要素

  1. 施工事例の更新頻度
     最新施工を定期的に追加することで、現在も稼働中である印象を与える。
     3ヶ月以上更新が空くと「今はやってないのかも」と感じられる。
  2. お客様の声(レビュー)
     Googleクチコミ・アンケート結果を引用すると効果的。
     「担当者対応」「工期の正確さ」「アフター対応」など具体的な項目で紹介。
  3. 第三者の認証・受賞歴
     建築士資格、加盟団体、補助金事業者登録などを掲載。
     公式ロゴを画像で示すことで視覚的信頼が上がる。

当社が選ばれる理由の例

  • 経験豊富な職人が直接施工(下請けなし)
  • 見積後の追加費用なしを明言
  • 地元密着30年の実績
  • 住宅リフォーム事業者団体に正式加盟
  • 施工中の写真・動画も公開

このように定性的+定量的な根拠を組み合わせることで、信頼性が伝わりやすくなります。


まとめ:HPは「見せる」より「動かす」

多くの工務店が抱える「問い合わせが来ない」問題は、デザインやSEO以前の心理設計のズレに原因があります。

チェックリスト対応状況
ページごとにターゲットが明確か
CTAがユーザー心理に沿っているか
信頼の裏付け要素を設置しているか

この3項目を意識して改善するだけで、反応率は大きく変わります。


最後に:まずは“1ページ”から見直そう

「全部直すのは大変…」と感じた方も、まずは1ページだけ改善してみてください。
とくに「サービス紹介ページ」か「施工事例ページ」から取り組むのがおすすめです。

問い合わせ数は“数ではなく質”。
正しい設計をすれば、月1件の問い合わせでも成約率30〜50%を実現できます。

この記事を書いた人

くらし建築百科 編集部は、工務店・リフォーム会社・建築会社の「現場」と「経営」の両方に寄り添う情報発信チームです。住宅業界のマーケティング支援やDX導入支援に携わってきたメンバーが、集客・採用・補助金・業務効率化など、明日から使える実務ノウハウを分かりやすくお届けします。

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