工務店がInstagramを活用するなら「施工+日常発信」が最強な理由|ファンが集まる運用術

「Instagramを始めたけど、なかなか問い合わせにつながらない」
「施工写真ばかり投稿しているけど、フォロワーが増えない…」

そんな悩みを抱える工務店・リフォーム会社は少なくありません。
SNSでの発信が当たり前になった今、単に「施工実績を載せるだけ」では埋もれてしまいます。
鍵となるのは、“施工+日常発信”のバランスです。


施工事例は綺麗に撮ってるんだけど、見てくれる人が少なくて…。フォロワーもほとんど増えないんだよね。

他の工務店の投稿を見ると、職人さんの写真とか日常の様子が多いですよね。うちもああいう投稿をした方がいいんでしょうか?


この記事では、Instagramを活用して「ファンが集まる工務店アカウント」へ育てるための実践的な運用戦略を解説します。
施工写真に加えて“日常発信”を組み合わせることで、信頼・親近感・集客効果を一気に高める方法を紹介します。


目次

1. Instagramは「作品集」ではなく「信頼づくりの場」

多くの工務店がInstagramを「施工実績を見せるためのカタログ」として使っています。
しかし、ユーザーがInstagramで工務店を見る目的は、“施工技術の確認”よりも**「どんな人たちが家を建てているか」**を知るためです。

比較項目施工投稿のみ施工+日常投稿
投稿の印象綺麗だけど無機質人の温かみ・安心感
フォロー理由施工事例の参考会社や人への共感
問い合わせ動機条件一致信頼・共感
投稿の拡散性低い(同業フォロワー中心)高い(一般層にも届く)

つまりInstagramでは、「会社」よりも「人」がフォローされる時代
施工事例だけでは“情報”で終わってしまいますが、日常を交えると“感情”でつながるアカウントに変わります。


2. 日常発信がもたらす3つの効果

施工+日常発信を組み合わせると、次のような効果が得られます。

① 信頼感の醸成

・スタッフの表情や現場の雰囲気が伝わり、「この会社なら安心」と感じてもらえる。
・実際の現場写真や職人コメントで“リアル感”を演出できる。

② 投稿の親しみやすさ

・一般ユーザーの共感を得やすく、コメント・保存・フォローが増える。
・アルゴリズム上、エンゲージメント率(反応率)が高い投稿が優先表示される。

③ 採用にも効果的

・社内の空気感や働く人の様子を見せることで、応募者の不安を減らせる。
・「人を大切にしている会社」という印象が自然に伝わる。


3. 工務店が投稿すべき“日常コンテンツ”の例

Instagramで人気を集めている工務店は、施工写真の間に「人の動き」がある投稿を挟んでいます。
以下のような内容を組み合わせるのが効果的です。

カテゴリー投稿内容の例ポイント
現場の風景職人の作業風景・現場の整理整頓「仕事の丁寧さ」が伝わる
スタッフ紹介社員・職人・設計士などの人物紹介名前や趣味など“人となり”を添える
社内イベントBBQ・安全大会・お客様感謝祭など“楽しそうな雰囲気”が共感を生む
打ち合わせ風景お客様との設計相談の様子“誠実な対応”を見せると信頼UP
地域活動清掃・祭り・地元イベント参加“地域密着感”を強調できる

施工投稿7割・日常投稿3割程度のバランスが理想です。
フォロワーは“綺麗な家”だけでなく、“そこに関わる人”に興味を持っています。


4. 「施工+日常発信」を成功させるための投稿構成

Instagramのアルゴリズムでは、「滞在時間」と「共感度」が重視されます。
つまり、“見たくなる導入”と“保存したくなる情報”を組み合わせることがポイントです。

投稿構成の基本

  • 1枚目:目を引くビジュアル+一言キャッチ
     例:「現場の“美しさ”が信頼につながる」
  • 2〜3枚目:ビフォー・アフターや現場の様子
  • 4枚目:スタッフやお客様のコメント
  • 最後:お役立ちミニ情報や一言メッセージ
     例:「#工務店の日常 #家づくりはチーム戦」

この構成により、施工の魅力と人の温かさを同時に伝えることができます。


5. 実際に成果を出している工務店の事例

兵庫県のB工務店では、Instagramの運用方針を「施工+日常」に転換。
投稿テーマを明確に分けたことで、フォロワー数が半年で約3倍に増加しました。

指標改善前改善後
フォロワー数1,200人3,600人
平均いいね数25件120件
お問い合わせ件数月1〜2件月7〜10件
採用応募数年3名年8名

成功要因

  • スタッフ全員が撮影に協力し、“人の顔が見える投稿”を増やした。
  • 「#職人さんの一日」「#社長の現場チェック」など、シリーズ化で継続発信。
  • 投稿ごとに「施工紹介→日常→イベント」の3サイクルで運用。

結果、地域のファン層が拡大し、紹介や口コミ経由の問い合わせも増加しました。


6. 反応が取れる投稿タイトルとキャプションの書き方

Instagramでは、1枚目の「タイトルテキスト(投稿画像内)」とキャプションの最初の2行がCTRに直結します。

タイトル例(CTRを上げる一言)

  • 「この現場、実はお客様が一番驚いたのは“ここ”でした」
  • 「完成写真の前に知ってほしい、職人のこだわり」
  • 「1日の終わりに“現場がきれい”って言われる理由」
  • 「家づくりって、実は人づくりでもあると思う」

キャプション構成

  1. 導入(共感):「今日の現場でうれしかったことを紹介します!」
  2. 具体的エピソード:「〇〇様邸で床材を張る職人の丁寧な手仕事に…」
  3. まとめ+行動喚起:「#工務店の日常 #家づくりの裏側」

読み手の心に残る“ストーリー投稿”を意識しましょう。


7. Instagram運用を効率化する仕組み

継続できる仕組みがなければ、どんな戦略も続きません。
社内でルールを決め、チーム全体で運用できる体制を整えましょう。

仕組み内容効果
投稿カレンダー月ごとに「施工」「人」「イベント」テーマを決定投稿の抜け漏れ防止
写真共有フォルダ社員全員が撮影データをアップ素材不足を防ぐ
テンプレート化投稿フォーマットを統一見た目に統一感
分担制広報1名+現場担当が交互に投稿継続率UP

小さな工務店でもできる工夫

  • 無理に毎日投稿せず、週2〜3回の更新を継続する。
  • 動画よりも“写真+一言コメント”で十分。
  • 「ストーリーズ」は現場速報に活用すると効果的。

8. Instagramを集客につなげる導線づくり

フォロワーが増えても、問い合わせにつながらなければ意味がありません。
次の3つの導線設計を意識しましょう。

導線設計のコツ

  • プロフィール欄にHP・施工事例ページ・LINE公式のリンクを設置。
  • 「ご相談はこちら」など明確なCTA(行動喚起)を記載。
  • 投稿で紹介した現場をブログやHP記事にリンクして深掘り誘導。

Instagram単体ではなく、「自社HP・LINE・Googleビジネス」との連携が重要です。


9. まとめ|“人の温度”が伝わる投稿が最強の集客ツールになる

Instagram運用で成果を出す工務店の共通点は、
「施工の美しさ」だけでなく、「人の温かさ」を伝えていることです。

チェックリスト状況
施工投稿だけでなく日常投稿も行っている
社員・職人の顔が見える写真を載せている
投稿構成(キャッチ→エピソード→まとめ)ができている
プロフィール導線を整えている

「見せる」ではなく「伝える」。
その積み重ねが、“地域で一番信頼される工務店アカウント”をつくります。
今日から、あなたの現場の“日常”を少しずつ発信してみましょう。

この記事を書いた人

くらし建築百科 編集部は、工務店・リフォーム会社・建築会社の「現場」と「経営」の両方に寄り添う情報発信チームです。住宅業界のマーケティング支援やDX導入支援に携わってきたメンバーが、集客・採用・補助金・業務効率化など、明日から使える実務ノウハウを分かりやすくお届けします。

目次