子育てエコホーム補助金を活用したリフォーム事例5選|実際の金額も公開

「子育てエコホーム支援事業って実際いくら補助金が出るの?」
「自分のリフォームにも使えるのか具体例が知りたい」

そんな声に応えるべく、本記事では実際のリフォーム事例5選をもとに、補助金を活用した費用シミュレーションをご紹介します。制度の概要だけでなく、金額のリアリティを知ることで、より具体的なイメージが湧くはずです。


目次

子育てエコホーム支援事業とは?

まずは制度の基本を整理しましょう。

  • 目的:省エネ住宅・子育て世帯を支援するためのリフォーム補助
  • 対象期間:2024年11月から2026年3月末(予算上限に達し次第終了)
  • 対象工事:断熱改修、省エネ設備(高効率給湯器など)、バリアフリー工事、子育て対応リフォーム(対面キッチン、浴室拡張など)
  • 補助金額:原則1戸あたり上限20万円(子育て世帯・若者夫婦世帯は最大60万円)
子育てエコホーム支援事業

事例1:キッチン交換+対面化リフォーム

工事内容

  • I型キッチンから対面型システムキッチンへ変更
  • 食洗機付きモデルを採用

工事費用

  • 総額:150万円
  • 補助金対象:食洗機、節湯水栓、対面キッチン化

補助金額

  • 合計:12万円

実際の支払額

  • 150万円 − 12万円 = 138万円

ポイント

「食洗機」「節湯水栓」などの省エネ設備を組み合わせることで補助額がアップ。さらに対面化によって「子育て対応改修」としても対象になりました。


事例2:ユニットバス交換+浴室暖房乾燥機

工事内容

  • 在来浴室からユニットバスに交換
  • 浴室暖房乾燥機を設置
  • 節湯型シャワー採用

工事費用

  • 総額:130万円
  • 補助金対象:高断熱浴槽、節湯型シャワー、浴室乾燥機

補助金額

  • 合計:10万円

実際の支払額

  • 130万円 − 10万円 = 120万円

ポイント

浴室は水道光熱費がかかる場所なので、高断熱浴槽+節湯シャワーの組み合わせが補助金で有利。特に子育て世帯に人気の改修です。


事例3:内窓(二重サッシ)+断熱改修

工事内容

  • リビングと寝室に内窓を設置(計8カ所)
  • 床下断熱材の施工

工事費用

  • 総額:200万円
  • 補助金対象:内窓設置(断熱改修)、床断熱

補助金額

  • 合計:18万円

実際の支払額

  • 200万円 − 18万円 = 182万円

ポイント

補助額は大きくないものの、光熱費削減効果は高く、長期的に見ると数十万円の節約効果。冬の寒さが厳しい地域では特におすすめ。


事例4:トイレ+洗面所リフォーム

工事内容

  • 節水型トイレに交換
  • 洗面化粧台を省エネモデルに入替

工事費用

  • 総額:80万円
  • 補助金対象:節水型トイレ、節湯水栓

補助金額

  • 合計:6万円

実際の支払額

  • 80万円 − 6万円 = 74万円

ポイント

比較的小規模なリフォームでも補助金対象に。特にトイレ交換は多くの家庭で取り入れやすい事例です。


事例5:外壁+屋根の断熱改修

工事内容

  • 外壁塗装と同時に断熱材を追加
  • 屋根裏に高性能断熱材を敷設

工事費用

  • 総額:300万円
  • 補助金対象:外壁断熱、屋根断熱

補助金額

  • 合計:20万円(上限到達)

実際の支払額

  • 300万円 − 20万円 = 280万円

ポイント

補助金上限いっぱいを使った事例。初期費用は高額ですが、冷暖房効率が大幅に改善され、長期的な省エネ効果が期待できます。


5事例まとめ表

工事内容総額費用補助金額実際の支払額
キッチン交換+対面化150万円12万円138万円
ユニットバス交換+浴室暖房乾燥機130万円10万円120万円
内窓+床断熱200万円18万円182万円
トイレ+洗面所リフォーム80万円6万円74万円
外壁+屋根断熱300万円20万円280万円

子育てエコホーム補助金を活用するコツ

子育てエコホーム補助金
  1. 対象工事を組み合わせる
     単体工事よりも複数工事をセットにする方が補助額が増えやすい。
  2. 補助金の上限を意識する
     子育て世帯は最大60万円まで申請可能。大規模リフォームなら積極的に狙いたい。
  3. 申請は業者依頼が基本
     多くの場合、工務店やリフォーム会社が代理申請を行う。契約前に「申請経験の有無」を必ず確認する。

まとめ:補助金活用でお得にリフォームを実現

子育てエコホーム補助金は、水回り・断熱・省エネ設備など幅広い工事が対象です。今回紹介したように、規模の大小に関わらず数万円〜20万円の補助を受けられるため、リフォーム計画時には必ず確認しておきたい制度です。

リフォームは「やりたい工事」だけでなく「補助金対象工事」を組み合わせることで、同じ予算でワンランク上の改修が可能になります。

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この記事を書いた人

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