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「こんなに安くていいんですか?」の一言が落とし穴に
リフォームの見積もりを複数取ったときに、1社だけ極端に安い金額が提示されたら注意が必要です。
中には、安さで契約を取り、あとから高額な追加請求や雑な工事でトラブルになる「悪徳業者」も存在します。
この記事では、相場を知らないと引っかかりやすい“安すぎる見積もり”のリスクと、悪徳業者の特徴5パターンを実例付きで紹介します。
特徴①:見積書が「一式」表記ばかりで内訳が不明
よくあるパターン
- キッチン交換工事 一式:48万円
- 外壁塗装 一式:78万円
→ 詳細な単価・面積・材料名が記載されていない
なぜ危険?
- 工事の範囲・内容があいまいなため、あとから追加費用を請求されやすい
- 契約後に「この工事は含まれていません」と言われるリスクも
特徴②:工事費よりも広告費・人件費を削りすぎている
よくある実態
- 極端に安い工事費の背景には、下請けへの無理な価格交渉や
未経験者・アルバイト職人による粗雑な施工が隠れているケースも
具体例
「近所のリフォーム業者に依頼したら、職人さんが毎日違っていて統一感がなかった」
「工事の仕上がりが雑で、引き渡し後すぐに床が浮いてきた」
特徴③:契約を急かしてくる/即決を迫る
こんなトークは要注意
- 「今すぐ決めてくれたら50%OFFにします!」
- 「今日中に申込がないと特別価格は出せません」
なぜ危ない?
- 相場比較や他社見積もりの時間を与えずに契約させる
- 契約後に「追加工事」や「オプション費用」で利益を回収されることも
特徴④:補助金や制度を“曖昧なまま”勧めてくる
よくあるトーク
- 「補助金が出るので自己負担はほとんどありません」
- 「今なら補助金でリフォームがタダ同然です」
注意点
- 補助金の条件は年齢・家族構成・地域・工事内容によって異なる
- 調べると「対象外」だったというケースも
- 補助金名を明言しない業者は特に注意
特徴⑤:相場より安く見せかけて、後から高額請求する
実例
「工事中に“想定外の劣化が見つかった”と言われ、追加で30万円を請求された」
「契約時は安かったのに、請求書を見たら合計が倍以上になっていた」
見抜き方
- 契約書に「追加費用が発生する条件」が明記されているかチェック
- 事前に「予備費・想定外対応費」の説明がない業者は避ける
信頼できる業者を見分ける3つのチェックポイント
- 見積書に単価・面積・材料名まで書かれているか
- 担当者が専門知識を持ち、質問に的確に答えられるか
- 「安さの理由」を正直に説明できるか
まとめ|安さだけで業者を選ばないのがトラブル回避のコツ
リフォームでのトラブルは、契約前の見積もり・説明の段階で見抜けるケースがほとんどです。
相場より安い金額には必ず理由があります。「うちは安くできるんです」という説明を鵜呑みにせず、価格と中身のバランスを見て判断することが大切です。
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