フェンス・目隠しリフォームの費用相場と種類|外構を安くおしゃれにする選び方

家の印象を大きく左右するのが、フェンスや目隠しなどの外構まわりです。プライバシーを守りつつ、できるだけ「安くておしゃれ」に仕上げたいと考える方は多いですが、種類や価格帯が幅広く、どれを選べばよいか迷いやすい部分でもあります。

道路から家の中が丸見えなので、目隠しフェンスをつけたいです。でも、費用もデザインもピンキリで迷ってしまいます…。

外構にあまりお金はかけられませんが、安っぽく見えるのは避けたいです。フェンスの種類や選び方のコツを知りたいです。

この記事では、フェンス・目隠しリフォームの費用相場や種類、外構で後悔しないための選び方を、初めての方にもわかりやすく解説します。外構工事に慣れていない方でも、工務店との打ち合わせで希望をしっかり伝えられるようになることを目指した内容です。

目次

フェンス・目隠しリフォームで後悔しやすいポイント

まずは、フェンスや目隠しリフォームで実際に起こりやすい後悔ポイントを押さえておきましょう。計画時にここを意識しておくと、完成後の「思っていたのと違う」を減らせます。

よくある後悔として、次のような声が挙がりやすいです。

  • 高さが足りず、道路や隣家からの視線が気になる
  • 圧迫感が強く、庭が狭く見える・暗くなった
  • デザインが家の外観や門柱・駐車場とちぐはぐ
  • メンテナンスが大変で、数年で見た目が悪くなった
  • 見積もりよりも高くなり、「この仕様なら別プランにすればよかった」と感じた

フェンス単体だけで考えるのではなく、玄関アプローチや門柱、駐車場、植栽などとのバランスも含めて検討すると、満足度が高くなりやすいです。外構全体の失敗例について、より詳しく知りたい方は、以下の記事も参考になります。

関連記事:外構リフォームで後悔しないために|よくある失敗と成功の分かれ目

フェンス・目隠しの主な種類と特徴

「外構 フェンス 安くておしゃれ」「目隠し フェンス」と検索する方の多くは、価格を抑えながらもデザイン性や目隠し性能を両立したいと考えています。ここでは、リフォームでよく選ばれる代表的な種類と特徴を整理します。

アルミ形材フェンス:コスパ重視で人気の定番タイプ

現在の新築・リフォームで最も多く採用されているのが、アルミ形材フェンスです。細長いアルミ材を横格子・縦格子・ルーバー状に組んだもので、軽量でサビにくいことが特徴です。

  • 価格帯:比較的安く、種類も豊富
  • カラー:シルバー・ブラック・ブラウン・木調など
  • デザイン:シンプルで、モダンな住宅と相性がよい
  • 目隠し性:縦格子・横格子・ルーバーなど選び方で調整可能

スタンダードなフェンスを選びつつ、一部だけ木調カラーにするなど、組み合わせ次第で「安くておしゃれ」を実現しやすい素材です。

木調樹脂フェンス:ナチュラルな雰囲気を長く楽しめる

天然木のような見た目を人工木材・樹脂で再現した木調フェンスも人気です。木の温かみを出しつつ、腐食やシロアリ被害の心配を減らせます。

  • ナチュラル・カフェ風の外構と相性がよい
  • 経年変化で退色はあるものの、天然木ほどメンテナンス頻度は高くない
  • アルミ形材フェンスよりもやや価格が高くなる傾向

道路側の目立つ部分は木調フェンスにし、裏側や見えにくい箇所はアルミ形材フェンスにするなど、場所ごとに素材を組み合わせると費用を抑えやすくなります。

メッシュフェンス:コストを最優先するなら有力候補

シンプルな金網状のメッシュフェンスは、コストを大きく抑えたい場合に検討されることが多いタイプです。ただし、目隠し性は低く、道路からの視線はほとんど遮れません。

「とにかく安く敷地境界を区切りたい」「防犯のために侵入しにくい雰囲気をつくりたい」といった場合に向いています。プライバシー確保が主目的の場合は、他のフェンスと併用したほうが安心です。

目隠しスクリーン・ルーバーフェンス:視線を遮りつつ風と光を取り込む

高さのある目隠しフェンスや、ルーバー状のスクリーンは、リビングやテラスの前など人目が気になる場所に適しています。板を隙間なく張るタイプは目隠し効果が高く、ルーバータイプは風通しを確保したいときに便利です。

完全な目隠しにすると風通しや日当たりが悪くなる場合があるため、設置位置や高さは慎重に検討しましょう。

ブロック+フェンス・擁壁上フェンス:既存外構を活かすリフォーム

既にブロック塀や擁壁がある場合、その上にフェンスを載せるリフォームも一般的です。ブロックを1~2段積み増しし、上部にアルミフェンスを設置すると、高さを出しやすくなります。

ただし、古いブロック塀は強度不足やひび割れなどの問題を抱えていることもあるため、安全性を確認したうえで計画しましょう。

フェンス・目隠しリフォームの費用相場(種類別の目安)

次に、フェンス・目隠しリフォームの費用相場を種類別に整理します。ここでは「フェンス本体+施工費」を合わせた、1mあたりの目安としてイメージしてください。

種類高さの目安1mあたりの本体価格の目安1mあたりの総額目安(本体+施工)
メッシュフェンス~1.0m5,000〜8,000円8,000〜12,000円
アルミ形材フェンス(横格子)〜1.0〜1.2m10,000〜18,000円15,000〜25,000円
アルミ形材フェンス(目隠しタイプ)〜1.6〜2.0m15,000〜25,000円20,000〜35,000円
木調樹脂フェンス〜1.2〜1.8m18,000〜30,000円25,000〜40,000円
目隠しスクリーン・独立型パネル〜1.8〜2.4m30,000〜50,000円40,000〜70,000円

上記はあくまで目安であり、実際の金額はメーカー・グレード・基礎工事の有無・隣地状況・運搬距離などによって変わります。見積もりは、複数のパターンを比較しながら検討すると安心です。

「安くておしゃれ」なフェンスを実現する5つのコツ

費用を抑えながらデザイン性も確保するためには、材料選びだけでなく、配置や見せ方の工夫も大切です。ここでは、外構のプロに相談する前に知っておきたいコツをまとめます。

まずは、次の5つを意識してみましょう。

  • 全ての境界を高い目隠しフェンスにしない
  • 「見せたい部分」と「隠したい部分」を分けて考える
  • 門柱や玄関ドア、外壁の色とテイストをそろえる
  • 既存外構を活かして、必要な部分だけをリフォームする
  • 将来の外構計画も含めて、優先順位を決めておく

道路からの視線が気になる場所だけを目隠しフェンスにし、それ以外を低めの横格子フェンスやメッシュフェンスにするだけでも、全体の費用は大きく変わります。まずは「どこから」「どの高さで」見られたくないのかを、家族で具体的に話し合ってみましょう。

門柱やアプローチを含めた「外構の見せ方」については、こちらの記事も参考になります。

関連記事:門柱を変えるだけで家が見違える!費用相場と最新トレンド

プライバシーを守る「目隠しフェンス」の高さと配置の考え方

目隠しフェンスを検討する際に重要なのが「高さ」と「配置」です。高さだけを優先すると圧迫感が強くなり、庭や室内の居心地が悪くなることがあります。

一般的には、立っている人の視線(約150〜160cm)を遮るために、地面からの高さが1.6〜1.8m程度あると安心感が出やすいです。ただし、敷地の高低差や窓の位置によって必要な高さは変わります。

  • リビング前:座っていても落ち着ける高さか
  • 洗濯物スペース:洗濯物が外から見えにくいか
  • お風呂・脱衣所の窓:窓の位置に合わせて、部分的な目隠しを検討する

高さを上げ過ぎると風通しや採光が悪くなるため、ルーバータイプや隙間のあるデザインを取り入れるなど、バランスを調整しましょう。

外構全体とのバランスを考えたデザインの決め方

フェンスだけをカタログから選んでしまうと、完成したときに「家の雰囲気と合わない」「門柱や駐車場とちぐはぐ」と感じることがあります。外構全体とのバランスを整えるために、次のポイントを意識しましょう。

  • 外壁・屋根の色とフェンスの色を「合わせる」か「なじませる」か決める
  • 門柱・ポスト・表札・照明との組み合わせをイメージする
  • 駐車場拡張やウッドデッキなど、今後予定している外構工事との相性を考える

外構工事は、複数の工事を同時に行ったほうが、デザインの統一感を出しやすく、工事費を抑えられるケースもあります。駐車場拡張やカーポート設置などを検討している場合は、早い段階でまとめて相談しておくと安心です。

関連記事:外構リフォームで人気の「駐車場拡張工事」費用と注意点|失敗しない計画術

見積もりでチェックしたいポイントと費用を抑える工夫

同じ長さ・同じメーカーの商品でも、工務店や外構業者によって見積もりの書き方は様々です。内容を比較しやすくするために、以下のポイントを確認しましょう。

見積もりのチェックポイントとして、特に意識したいのは次の3つです。

  • フェンス本体のグレード・シリーズ名・色が明記されているか
  • 柱の本数やピッチ、基礎工事(コンクリート・モルタル)の内容が書かれているか
  • 残土処分費や諸経費が、別途項目としてわかりやすく載っているか

特に「諸経費」という項目は、足場代・交通費・現場管理費など複数の費用をまとめているケースが多く、人によっては割高に感じやすい部分です。気になる場合は、担当者に内容を確認しておくと安心です。

フェンスのデザインや高さにこだわりつつ、見えにくい裏側のフェンスをグレードダウンする、既存のブロック塀を活かすなど、工夫次第で総額を下げられる場合があります。予算と優先順位を伝えたうえで、複数パターンの見積もりを提案してもらいましょう。

地域密着工務店にフェンス・外構リフォームを頼むメリット

フェンスや目隠しなどの外構工事は、大きなハウスメーカーや外構チェーン店だけでなく、地域密着の工務店に依頼する選択肢もあります。地元の工務店だからこそ、次のようなメリットが期待できます。

  • 近隣の敷地条件・道路状況・自治体ルールに詳しい
  • 過去に施工した事例を実際の街並みの中で見られることがある
  • アフターフォローやちょっとした補修を相談しやすい
  • 建物本体や他のリフォームとのバランスも含めて提案してもらえる

フェンスだけを切り離して考えるのではなく、「今後、外壁塗装や玄関まわりのリフォームも検討している」「将来的に駐車場を広げたい」などの希望を相談すると、長期的な視点で無駄の少ない提案を受けられる可能性が高くなります。

見積もり内容に不安がある場合は、価格だけで判断せず、説明のわかりやすさ・担当者の対応・アフターサービスの内容もあわせて総合的に比較しましょう。特に近隣への配慮や工事中のマナーは、地域密着工務店の腕の見せどころです。

フェンス・目隠しリフォームの進め方と打ち合わせのポイント

最後に、実際に工務店や外構業者へ相談するときの進め方をまとめます。「とにかく目隠しがほしい」とだけ伝えるのではなく、事前に次の点を整理しておくと打ち合わせがスムーズです。

打ち合わせ前に整理しておきたいこと

  • どこからの視線が気になっているか(道路・隣家・マンションなど)
  • どの部屋・どの場所で過ごすときに視線が気になるか
  • 優先したいこと(目隠し重視・デザイン重視・予算重視など)
  • 将来予定しているリフォーム(駐車場拡張・ウッドデッキ・外壁塗装など)があるか

写真やメモを用意しておくと、担当者にも状況が伝わりやすくなります。可能であれば、気になっているフェンスのデザインをカタログやネットでピックアップし、「この雰囲気に近づけたい」と伝えると、イメージのすり合わせもしやすくなります。

フェンスや目隠しは、一度設置すると簡単にはやり直せない部分です。後から「やっぱりもう少し高くしておけばよかった」「デザインが家と合っていない」と感じないように、気になる点は遠慮せず質問してすり合わせていきましょう。

まとめ|外構フェンスは「目的」と「外構全体のバランス」を意識して選びましょう

フェンス・目隠しリフォームは、プライバシーの確保だけでなく、家の印象や防犯性、暮らしやすさにも大きく関わる工事です。「外構 フェンス 安くておしゃれ」「目隠し フェンス」と検索している方は、まず次のポイントを押さえておきましょう。

  • フェンスの種類によって、価格帯・デザイン・目隠し性・メンテナンス性が変わる
  • すべてを目隠しにせず、「見せたい部分」と「隠したい部分」を分けるとコストダウンにつながる
  • 高さと配置を工夫し、視線を遮りつつ圧迫感や暗さを避ける
  • 門柱・駐車場・外壁など、外構全体のバランスを意識して色や素材を選ぶ
  • 地域密着工務店に相談し、将来のリフォーム計画も含めて提案してもらう

フェンス選びに迷ったときは、「どこからどう見られたくないか」と「家全体をどう見せたいか」を言葉にしてみることから始めてみましょう。目的がはっきりすると、予算内で満足度の高い外構プランを組み立てやすくなります。

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