「お風呂をもっと快適にしたい」と思ったとき、人気のリフォーム設備が
「浴室乾燥機」と「追い焚き機能付き給湯器」です。
どちらも日々の生活をぐっと便利にするアイテムですが、交換や設置には意外と費用の差が出ます。

給湯器が古くなってきたけど、追い焚き機能付きに変えると費用って高いの?



浴室乾燥機って後付けできる?電気代や工事費が心配…
この記事では、浴室乾燥機と追い焚き付き給湯器の費用相場・工事内容・注意点をまとめて解説します。
補助金や節約のコツ、施工時のトラブル回避法も紹介しているので、これからリフォームを検討している方はぜひ参考にしてください。
まず知っておきたい:浴室乾燥機と追い焚き機能の違い


設備 | 主な機能 | メリット |
---|---|---|
浴室乾燥機 | 浴室の暖房・乾燥・換気 | カビ対策・衣類乾燥・冬場のヒートショック防止 |
追い焚き機能付き給湯器 | 浴槽のお湯を再加熱・自動保温 | 家族の入浴時間がバラバラでも快適/光熱費の節約 |
① 浴室乾燥機の交換・設置費用と工事内容


浴室乾燥機には「電気式」と「ガス式(暖房乾燥機)」の2種類があり、設置環境によって費用が変わります。
費用相場の目安
タイプ | 本体価格 | 工事費用 | 合計費用の目安 |
---|---|---|---|
電気式(天井埋め込み) | 6〜12万円 | 3〜6万円 | 約10〜18万円 |
ガス式(暖房乾燥機) | 10〜20万円 | 5〜8万円 | 約15〜28万円 |
後付け壁掛けタイプ | 5〜8万円 | 2〜5万円 | 約8〜13万円 |
ポイント
- 新築やユニットバス交換時なら配線工事が簡単で費用を抑えられる。
- 後付け設置は換気ダクト・電源確保が必要で、やや高額になりやすい。
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電気式 vs ガス式の違い
比較項目 | 電気式浴室乾燥機 | ガス式浴室暖房乾燥機 |
---|---|---|
乾燥スピード | やや遅い(2〜3時間) | 速い(約1時間) |
光熱費 | 安い(電気代ベース) | やや高い(ガス代) |
設置制限 | ほぼなし | ガス栓が必要 |
メリット | メンテナンス簡単・設置しやすい | 暖房力・乾燥力が高い |
向いている住宅 | マンション・オール電化住宅 | 戸建て・ガス併用家庭 |
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② 追い焚き機能付き給湯器への交換費用


古い給湯器を「追い焚き機能付き」に交換する場合、
本体費用+配管工事費+リモコン交換費がかかります。
費用相場の目安
機能タイプ | 本体価格 | 工事費 | 合計目安 |
---|---|---|---|
追い焚き付き給湯器(20号) | 10〜18万円 | 5〜7万円 | 約15〜25万円 |
フルオートタイプ(自動保温・自動給湯) | 15〜25万円 | 6〜9万円 | 約20〜33万円 |
エコジョーズ(高効率型) | 18〜30万円 | 7〜10万円 | 約25〜40万円 |
ポイント
- マンションは配管位置の制約により追加費用が発生するケースあり。
- エコジョーズタイプはガス代節約効果が高く、長期的にお得。
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設置時に確認すべき3つの注意点
浴室乾燥機・追い焚き機能は、設置条件や電力容量などによって制限があります。
工事後のトラブルを避けるために、以下のポイントをチェックしましょう。
- 1. ブレーカー容量と配線経路を確認
→ 浴室乾燥機を後付けする場合、電源が足りないケースも。 - 2. 給湯器の能力(号数)を把握
→ 家族人数に対して小さすぎると湯温が安定しない。 - 3. 換気ダクトやガス配管の有無を確認
→ ガス式や追い焚き対応モデルは、既存配管位置が重要。
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補助金・省エネ支援制度を活用してお得に交換
2025年時点では、以下の国・自治体補助制度を併用して費用を抑えることが可能です。
補助制度 | 対象工事 | 最大補助額 | 備考 |
---|---|---|---|
子育てエコホーム支援事業 | 省エネ給湯器・高効率設備の導入 | 最大30万円 | 条件により最大60万円 |
先進的窓リノベ2025 | 浴室断熱窓設置 | 最大200万円 | 高断熱窓に変更する場合 |
各自治体の住宅リフォーム助成 | 給湯器・断熱改修 | 上限10〜20万円 | 大津市・姫路市などで実施 |
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工事にかかる日数と流れ


工事項目 | 工期の目安 | 備考 |
---|---|---|
浴室乾燥機の交換 | 約1日 | 電気配線・ダクト設置を含む |
給湯器の交換 | 約半日〜1日 | 配管調整・リモコン設置あり |
両方同時施工 | 約1〜2日 | 同時施工で工事費がやや割安に |
よくあるトラブルと回避法


トラブル内容 | 原因 | 対策 |
---|---|---|
電源容量不足でブレーカーが落ちる | 浴室乾燥機の消費電力が高い | 事前に電気工事士が配線を確認 |
追い焚きが効かない | 既存配管が単水配管 | 追い焚き対応の配管への交換が必要 |
湿気が取れにくい | ダクト詰まり・施工ミス | 定期的な清掃+設置位置の見直し |
費用を抑えるコツ


- 同時工事で割引を狙う(例:給湯器+乾燥機セット)
- メーカーキャンペーン時期を狙う(春・秋が多い)
- 補助金申請サポートのある地元工務店を選ぶ
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まとめ:快適さとランニングコストを両立させよう
- 浴室乾燥機の設置費用は約10〜25万円
- 追い焚き付き給湯器は約20〜40万円が目安
- 工事前の現地調査・配管確認・電力チェックがトラブル防止の鍵
- 補助金を活用すれば最大30万円前後の支援も
お風呂は毎日使う場所だからこそ、快適性と長期的な省エネ性を両立させることが大切です。
リフォームを検討する際は、「価格」だけでなく「保証・施工体制・対応の丁寧さ」に注目しましょう。