リフォームしたいけどお金がない…今すぐやるべきことと、無理をしない進め方

「今の家に不満はあるけれど、お金がなくてリフォームに踏み切れない…」。
家計や将来の不安がある中で高額なリフォームを決断するのは簡単ではありません。それでも、放置すると家の劣化が進んだり、暮らしに支障が出てしまうケースもあります。

リフォームしたいところはいろいろあるけど、貯金も少ないし…今は我慢したほうがいいのかな?

ローンを組めばできるけど、返済が苦しくなったら怖い…。お金がないときは、どうやってリフォームを考えればいいんだろう?

この記事では、「リフォームしたいけどお金がない」状況で、今すぐやるべきことと、無理をしない進め方を具体的に解説します。
いきなり大きな計画を立てるのではなく、優先順位のつけ方・お金をかけない対策・やめておいた方がいい判断まで、順番に整理していきましょう。


目次

お金がないときに、まず整理したい3つのこと

「お金がないからリフォームは無理」と考える前に、次の3つを一度整理しておくと状況がクリアになります。

  • 本当に困っている場所と、あれば嬉しい場所を分ける
  • 今の家計で「毎月いくらまでなら出せるか」を把握する
  • 今すぐ直さないと危険な状態がないか確認する

「なんとなく不便」を全部まとめて考えると、金額も不安も膨らみます。
「危険・不衛生」な部分と「見た目・使い勝手」の改善を分けて考えると優先順位が見えやすくなります。

特に以下のような状態は、資金状況に関わらず早めにプロに相談したほうが安心です。

  • 雨漏りが発生している(天井や壁のシミ・カビ)
  • シロアリや床の沈み込みなど、構造に関わる劣化が疑われる
  • 配管からの水漏れ・漏電の可能性がある

これらは放置すると被害が広がり、かえって工事費が高額になってしまう代表例です。

関連記事:リフォーム費用の内訳とは?見積書に書かれた項目を徹底解説


「今すぐやるべき工事」と「待てる工事」の見分け方

限られた予算の中でリフォームを考えるとき、すべてを一度にやろうとしないことが重要です。
工務店に相談する前に、ざっくりと「今すぐ」「数年以内」「余裕が出てから」の3段階に分けてみましょう。

優先度工事の例判断の目安
今すぐ雨漏り修理/漏水・漏電の修繕/構造に関わる劣化放置すると安全性・健康被害につながる
数年以内外壁塗装/屋根のメンテナンス/古くなった給湯器劣化は進行しているが、すぐに危険ではない
余裕が出てからキッチンのグレードアップ/内装の模様替え/趣味スペース暮らしの満足度に関わるが、生活はできている

「お金がないから全部我慢する」のではなく、危険性の高い部分だけを優先的に押さえておく考え方が大切です。

関連記事:耐震リフォームで損しないために|補助金と診断・工事の流れを解説


お金をかけずにできる「つなぎ」の対策

「大がかりな工事は難しいけれど、何もしないのも不安…」という場合は、本格リフォームまでの“つなぎ”としてできる対策を検討しましょう。

つなぎ対策の具体例

  • 水漏れ箇所のパッキン交換やコーキング補修を先に行う
  • 床が傷んでいる箇所のみ部分的に補修する
  • 収納不足は家具や市販ラックで一時的にカバーする
  • 壁紙の全面張り替えではなく、汚れが目立つ一面だけを貼り替える

これらは本格的なリフォームに比べると費用が抑えられますが、「応急処置」であり根本解決ではない点も理解しておきましょう。

DIYでの補修は、やり方によっては後の工事がしにくくなることもあります。構造部分・防水部分は、自己判断で触らず工務店に相談したほうが安心です。

関連記事:外構リフォームで人気の「駐車場拡張工事」費用と注意点|失敗しない計画術


お金がないときのリフォームの進め方ステップ

ここからは、具体的にどのような順番で動けば良いかを整理します。
「リフォームしたいけどお金がない」と感じているときこそ、感情ではなく手順で考えることが大切です。

  1. 家の状態と希望をメモに書き出す
  2. 「今すぐ」「数年以内」「余裕が出たら」に分類する
  3. 信頼できる工務店に相談し、概算の費用感を聞く
  4. 優先度の高い部分だけに絞ったプランを作ってもらう
  5. 見積書を見ながら、減額できるポイントを一緒に探す

「この金額ならできる」という上限を先に伝えておくと、工務店側も優先順位をつけた提案がしやすくなります。

関連記事:信頼できる工務店の見分け方|契約前に確認すべき5つのポイント


「ここまできたら、いったん見送る」判断基準

リフォームは「やる勇気」と同じくらい、「やめておく勇気」も大切です。
次のような状態に当てはまる場合は、無理をしてまで工事を進めないほうが安全なこともあります。

状況リフォームを見送ったほうがよい理由
生活防衛資金がほとんどない病気・失業などのリスクに対応できなくなる
高金利のローンでしか資金が組めない返済負担が家計を圧迫し、日常生活に支障が出る
収入が不安定(転職直後・自営業で波が大きい)長期返済計画が立てにくく、将来の不安が大きい
家自体を数年以内に手放す可能性がある投じた費用を回収しにくくなる

「今なんとかローンを組めるからやってしまおう」という判断は、後から苦しくなりやすいパターンです。
家計の余力を残したうえでのリフォームを心がけましょう。

関連記事:水回りリフォームで起きやすいトラブル事例と保証対応の流れ|失敗を防ぐ完全ガイド


ローンや補助金は「最後に」検討する

お金がないときのリフォームというと、真っ先に「住宅ローン」や「リフォームローン」「補助金」が頭に浮かびます。
もちろん上手に使えば負担を軽くできますが、まずは「どこまで自己資金でやるか」を決めたうえで検討するほうが安全です。

ローンや補助金を考えるときのポイントは次の通りです。

  • 毎月の返済額が「今の家賃+α」ではなく、「家計に無理のない固定費」になるか
  • 補助金ありきで工事内容を決めず、本当に必要な工事かどうかを優先する
  • 金利や手数料、書類の手間も含めてトータルで判断する

補助金は「使えるならラッキー」くらいの感覚で考えると、必要以上に工事内容を膨らませずに済みます。

関連記事:窓・断熱リフォームで使える補助金まとめ【2025年版】


まとめ:今できることから、小さく始めるリフォーム計画

「リフォームしたいけどお金がない」という悩みは、多くのご家庭が一度は通るテーマです。
大切なのは、我慢するか、無理をしてローンを組むかの二択ではなく、「今やるべきこと」と「将来の計画」を分けて考えることです。

  • 危険性・健康被害のリスクが高い場所は、優先的に工事を検討する
  • それ以外の箇所は「数年以内」「余裕が出たら」に分けて計画する
  • つなぎの対策や部分補修で、今の暮らしを守りながら様子を見る
  • 工務店には「予算の上限」と「優先順位」を率直に伝える
  • ローン・補助金は、家計に無理がないか確認したうえで活用する

あなたにぴったりな
工務店を探す

地域で実績ある工務店を紹介します。

工務店一覧はこちら

この記事を書いた人

「くらし建築百科」編集部では、リフォームや住宅設備に関する正確でわかりやすい情報をお届けすることをモットーに、現場の声や専門家の知見をもとにした記事制作を行っています。
初めてリフォームを検討する方から、業者選びで悩んでいる方まで、暮らしの選択に役立つ“建築の知恵”を発信しています。

目次