【滋賀県版】大津市リフォーム補助金まとめ|省エネ・空き家改修で使える制度を徹底解説

滋賀県の県庁所在地・大津市では、住宅の省エネ化や空き家の活用を目的とした複数の補助制度が整備されています。
「光熱費を抑えたい」「古い家を改修して住みたい」といった方にとって、見逃せない支援です。

大津市って、どんなリフォームに補助金が出るの?

省エネも空き家改修も対象になるって聞いたけど、併用はできるのかな?

この記事では、2025年度最新の大津市リフォーム補助制度を整理し、対象者・工事内容・申請手順・注意点をわかりやすく解説します。
さらに、他自治体との違いや併用できる国の支援制度も紹介します。


目次

大津市のリフォーム補助制度の全体像

大津市のリフォーム補助制度

大津市では、主に以下3つの補助制度が住宅リフォームで利用可能です。

制度名主な対象補助上限額特徴
大津市住宅リフォーム支援事業一般リフォーム全般最大10万円市内業者による施工が条件
空き家改修事業補助金空き家の改修・利活用最大50万円定住・移住促進目的
省エネ住宅改修補助金断熱・省エネ設備導入最大20万円国の「子育てエコホーム支援事業」と併用可

① 大津市住宅リフォーム支援事業(基本補助)

最も利用者が多いのが「住宅リフォーム支援事業」です。
住宅の老朽化対策や居住環境の改善を目的に、工事費の一部が補助されます。

制度概要

項目内容
対象者大津市内に居住し、持ち家の所有者であること
補助金額工事費の10%(上限10万円)
対象工事屋根・外壁修繕、トイレ・浴室改修、バリアフリー工事など
条件市内施工業者による工事に限る/市税の滞納がないこと
申請時期例年4月〜予算上限に達するまで(先着順)

ポイント

  • 市内業者限定なので、地元工務店を選ぶことが必須
  • 「工事契約前」に申請が必要。着工後の申請は対象外

関連記事:【兵庫県版】住宅リフォームで使える市町村別の補助金まとめ


② 大津市空き家改修事業補助金

「空き家を活用して住みたい」「中古住宅を購入してリフォームしたい」という方向けの制度です。
移住・定住を促進する目的で、工事費の一部が最大50万円まで補助されます。

対象と内容

項目内容
対象住宅大津市内にある空き家(概ね1年以上利用されていない住宅)
対象者空き家を購入・改修して居住する個人
補助金額工事費の1/2以内、上限50万円
対象工事外壁修繕、屋根・床補修、断熱・耐震改修、水回り交換など
条件市内業者による施工、転入予定者または新規居住者であること

ポイント

  • 他市町からの転入(移住者)は優先的に採択される傾向
  • 補助対象は「居住目的」限定。賃貸・事業用は対象外

関連記事:和歌山県の“空き家改修補助金”を活用したリフォーム戦略


③ 大津市省エネ住宅改修補助金

大津市では、環境負荷軽減を目的とした省エネ住宅改修補助制度も実施されています。
窓・断熱材・高効率給湯器など、エネルギー消費を抑えるリフォームが対象です。

対象となる主な工事内容

工事項目補助対象補助上限
断熱改修壁・屋根・床の断熱材追加上限15万円
開口部改修内窓・二重窓設置、高断熱サッシ交換上限20万円
設備機器導入エコキュート・省エネ給湯器など上限10万円
太陽光発電発電・蓄電設備の設置別途上限設定あり

この制度は、国の「子育てエコホーム支援事業」や「先進的窓リノベ」との併用が可能です。
国の補助金と併用すれば、実質的に工事費の3〜4割補助を受けられるケースもあります。

関連記事:窓・断熱リフォームで使える補助金まとめ|内窓・二重窓・断熱材の支援額と申請方法


申請前に確認すべき3つのポイント

申請前に確認すべき3つのポイント

補助金の申請は、書類不備やタイミングのミスで不採択になることがあります。
以下の3つを事前にチェックしておきましょう。

  • 1. 工事前に申請を完了しておく
    → 着工後は対象外になるケースが多い。
  • 2. 「市内施工業者」での見積もりを用意
    → 大津市は地元経済活性化を目的としており、県外業者は対象外。
  • 3. 見積もり書・図面・現況写真を準備
    → 申請時に提出が必要。

書類の記入方法がわからない場合は、市役所の都市計画部 建築住宅課に相談すれば、サポートを受けられます。

関連記事:リフォーム補助金の申請書類まとめ|審査で落ちないための完全チェックリスト


他制度との併用でさらにお得に!

国の補助制度を組み合わせることで、リフォーム費用の負担を大きく減らすことが可能です。

制度名内容最大補助額
子育てエコホーム支援事業省エネリフォームやバリアフリー化最大30万円(世帯条件により60万円)
先進的窓リノベ2025高断熱窓・サッシ交換最大200万円
住宅ローン減税(リフォーム特例)省エネ改修・バリアフリー改修最大20万円の控除

複数制度を併用する場合は、同一工事で重複申請できないため、工事項目を分けて申請するのがコツです。

関連記事:住宅補助金の変化を読み解く|過去制度との比較でわかる最新の支援ポイント


申請から交付までの流れ

補助金
  1. 市役所HPまたは窓口で要項を確認
  2. 見積書・図面・申請書を提出
  3. 審査(約2〜3週間)
  4. 補助決定通知後に工事着工
  5. 工事完了後、実績報告書を提出
  6. 確定後、補助金交付

注意点

  • 申請期間は例年4月〜12月頃ですが、予算上限に達すると受付終了
  • 早めの申請がおすすめです。

他市との比較:草津市・彦根市との違い

自治体最大補助額特徴
大津市50万円(空き家)/20万円(省エネ)幅広い工事に対応。市内業者限定。
草津市30万円子育て・高齢者向けリフォームに重点。
彦根市40万円住宅の長寿命化・耐震改修を重視。

大津市は「空き家改修」に特化した補助がある点が強みです。

関連記事:草津市・彦根市のリフォーム支援制度|内容・対象者・手続きの流れを紹介


まとめ:大津市での補助金活用ポイント

大津市での補助金活用
  • リフォーム全般:住宅リフォーム支援事業(上限10万円)
  • 空き家活用:空き家改修補助金(上限50万円)
  • 省エネ改修:省エネ住宅改修補助金(上限20万円)
  • 国制度と併用で最大100万円超の支援も可能!

申請手続きは少し複雑ですが、地元工務店やリフォーム会社が代行サポートしてくれる場合も多いため、まずは相談してみましょう。

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