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「水回りのリフォーム、どこから手をつける?」の悩みに答えます

水回り(トイレ・洗面所・浴室)は、老朽化しやすく生活への影響も大きいため、リフォームのタイミングに悩む方が多い場所です。
この記事では、
- リフォームの【順番】の考え方
- 【一気にやる/分けてやる】それぞれのメリット・デメリット
- 各設備ごとの【費用相場】
をわかりやすく解説します。
水回りリフォームの「順番」はどう考える?
1. 工事の干渉リスクを防ぐため「奥から手前」がおすすめ
水回りを複数まとめて工事する場合、浴室→洗面所→トイレの順で工事するのが一般的です。
工事順 | 理由 |
---|---|
① 浴室 | 浴室の工事で床・壁が大きく動くため、最初にやるのが安全 |
② 洗面所 | 浴室と繋がっていることが多く、床・配管が連動している |
③ トイレ | 独立した配管・空間で、他と干渉しにくいため最後に |
この順番で工事すると、段取りがスムーズで再工事のリスクも減らせます。
一気にやる?分けてやる?判断のポイント
一括リフォームのメリット・デメリット
メリット
- 工期をまとめられる(1〜2週間程度で完了)
- 職人や設備業者の手配が1回で済むためコストが抑えられる
- デザインや設備を統一しやすい
デメリット
- 一時的にすべての水回りが使えなくなる
- 費用の総額が大きくなるため、資金繰りの準備が必要
分けてリフォームするメリット・デメリット
メリット
- 費用を段階的に分けられるので予算調整しやすい
- 使用中の設備を維持できる(例:お風呂中でもトイレが使える)
デメリット
- 職人や設備業者の出入りが何度も必要になる
- 同じ場所を何度も解体・復旧するリスクあり
- トータル費用が割高になる可能性がある
【設備別】水回りリフォームの費用相場
※価格は一般的な事例に基づく目安で、現地状況や仕様によって変動します。
1. トイレのリフォーム費用

工事内容 | 費用相場(税込) |
---|---|
便器交換のみ | 約8万〜15万円 |
内装(床・壁)+便器交換 | 約15万〜30万円 |
和式→洋式への変更 | 約20万〜40万円 |
2. 洗面台のリフォーム費用

工事内容 | 費用相場(税込) |
---|---|
洗面台本体の交換のみ | 約7万〜15万円 |
床・壁の内装含む | 約15万〜30万円 |
3. ユニットバス(浴室)のリフォーム費用

工事内容 | 費用相場(税込) |
---|---|
ユニットバス入替(1216サイズ) | 約50万〜80万円 |
在来浴室→ユニットバス化 | 約80万〜120万円 |
リフォーム費用を抑えるコツ
- 水回りをまとめて工事することで設備工事費や廃材処分費が減らせる
- 補助金・減税制度の活用(例:子育てエコホーム支援事業など)
- 地元の工務店に依頼して、柔軟な工期&価格交渉をする
【まとめ】判断に迷ったら“築年数”と“使用状況”を基準に
- 築15年以上なら、複数箇所の老朽化が同時に進んでいることが多いため、一括リフォームがおすすめ
- トイレのみトラブルがある/洗面台が急に壊れた、などの場合はピンポイントで対応もOK
安心して依頼できるリフォーム業者を探したい方へ
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