【兵庫県版】明石市のリフォーム補助金・助成金制度まとめ【2025年最新版】

兵庫県の中でも人気の住宅エリアとして知られる明石市
子育て世代やリタイア後の住み替え先として注目されるこの地域では、
住宅の耐震化・省エネ化・高齢者対応改修を目的としたリフォーム補助金制度が充実しています。

築30年の家をリフォームしたいけど、明石市でも補助金って使えるの?

耐震やバリアフリー工事を考えてるけど、申請が難しそう…

この記事では、2025年度最新版の明石市のリフォーム支援制度をわかりやすくまとめました。
補助対象工事・金額・申請方法に加え、国の補助制度との併用ポイント注意点も詳しく解説します。


目次

明石市のリフォーム補助金制度の特徴

明石市

明石市では、

  1. 住宅の耐震化
  2. 高齢者の安心・安全な住まいづくり
  3. 省エネルギー化・断熱改修
    などを目的に、複数の助成制度を運用しています。

これらの制度は、市民の住宅資産の維持地域業者の活性化を同時に目指すもの。
すべて「市内施工業者」を条件としており、地元の工務店・リフォーム会社を活用することで利用しやすくなっています。

関連記事:【兵庫県版】住宅リフォームで使える市町村別の補助金まとめ


① 明石市 木造住宅耐震改修補助事業

地震発生時の倒壊を防ぐため、明石市では耐震診断と改修工事の補助金を用意しています。

項目内容
対象住宅昭和56年5月31日以前に建築された木造住宅
対象者明石市内に住民登録があり、対象住宅に居住している方
補助額【耐震診断】上限12万円(費用の2/3以内)
【改修工事】上限100万円(費用の1/2以内)
対象工事基礎補強・筋交い設置・耐震壁設置など
条件市が登録する耐震診断士・耐震改修業者による施工

改修工事は「評点1.0(倒壊しない基準)」を満たすことが条件。
工事前の耐震診断結果をもとに補助対象が決まります。

関連記事:耐震リフォームで損しないために|補助金と診断・工事の流れを解説


② 明石市 高齢者住宅改造費助成制度

高齢者の在宅生活を支援するためのリフォーム補助金です。
手すり設置・段差解消・浴室改修などが対象となります。

項目内容
対象者明石市内在住の65歳以上の方(要介護認定・要支援認定を受けている場合優先)
補助金額工事費の9割(上限20万円)
対象工事手すり取付、スロープ設置、浴室・トイレ改修、出入口の段差解消
条件市指定の福祉用具業者またはリフォーム業者による施工

ポイント

  • 介護保険の住宅改修費(上限20万円)と併用できる場合もあり。
  • 家族介護を前提にした工事も対象になるケースがあります。

関連記事:もう迷わない!段差・手すり・スロープの選び方|バリアフリーリフォーム完全ガイド


③ 明石市 住宅省エネリフォーム支援(国・市連携型)

明石市では国の「子育てエコホーム支援事業」「先進的窓リノベ事業」などの対象工事に対して、
市独自の支援を上乗せする制度を行う年度もあります。

制度名内容上限補助額
子育てエコホーム支援事業断熱改修・高効率給湯器・節水設備など最大30万円(国)+明石市上乗せあり
先進的窓リノベ2025高断熱窓の設置・交換最大200万円(国)+明石市支援あり(年度ごとに異なる)

明石市の「住宅リフォーム支援補助」は、国の補助制度と連携するケースが多く、
国制度に申請 → 市補助金に自動連携される仕組みを採用している年度もあります。

関連記事:窓・断熱リフォームで使える補助金まとめ|内窓・二重窓・断熱材の支援額と申請方法


申請前に確認すべき3つのポイント

申請前に確認すべき3つのポイント

補助金を活用する際は、「申請前に工事を始めない」「書類を正確にそろえる」など基本ルールを守ることが大切です。

  • 1. 工事着手前に必ず申請を完了する
    → 申請前に契約・着工した場合、補助対象外になる。
  • 2. 見積書・図面・納税証明書を事前に用意
    → 書類不備で受付が遅れるケースが多い。
  • 3. 市内登録業者を選ぶ
    → 市外業者施工は補助金対象外となる可能性あり。

明石市は「予算上限に達し次第終了」となる制度が多いため、
4〜5月頃の早期申請が理想です。

関連記事:リフォーム補助金の申請書類まとめ|審査で落ちないための完全チェックリスト


④ 補助金と併用できる税制・減額制度

補助金とあわせて、税制優遇や固定資産税の減額制度も活用できます。

制度名内容減額内容
住宅リフォーム減税耐震・省エネ・バリアフリー工事所得税控除(最大20万円)
固定資産税の減額措置耐震改修を行った住宅翌年度の固定資産税1/2減額(上限120㎡まで)
長期優良住宅化リフォーム補助省エネ・劣化対策・維持管理最大200万円補助(国交省)

税制優遇は「確定申告」で申請。工事完了後に領収書・契約書・施工写真の提出が必要です。

関連記事:リフォーム減税と固定資産税減額制度の違いと活用法【2025年版】


⑤ 他市(兵庫県内)との比較

明石市
自治体主な補助制度最大補助額特徴
明石市耐震・高齢者改修・省エネ最大100万円バランス型で対象が広い
神戸市空き家活用リフォーム支援最大150万円移住促進・空き家再生
西宮市耐震改修補助制度最大120万円木造住宅中心の支援
尼崎市住宅改修助成事業最大20万円高齢者バリアフリー重視

まとめ

明石市は「耐震+高齢者+省エネ」の3軸でバランスが取れており、
家族構成や築年数に応じて柔軟に制度を活用できる点が魅力です。

関連記事:尼崎市・西宮市のリフォーム助成金ガイド|兵庫県内の制度比較


申請から補助金受給までの流れ

申請から補助金受給
ステップ内容目安期間
① 事前相談市住宅政策課や業者に相談約1〜2週間
② 書類準備・申請見積書・図面・写真などを提出約2週間
③ 交付決定通知書類審査を経て決定約1ヶ月
④ 工事着手・完了報告指定期間内に施工・報告書提出工期により異なる
⑤ 補助金振込完了審査後に振込約1〜2ヶ月後

「写真の撮り方」が不適切だと再提出になるケースも。
着工前・施工中・完了後の3段階を撮影しておくと安心です。

関連記事:補助金申請で必要な「工事写真」の撮り方|不備で落ちないための撮影チェックリスト


まとめ:明石市の補助金は3つの軸で活用できる

  • 耐震改修・高齢者住宅改造・省エネリフォームの3制度が中心
  • 申請前着工NG・市内業者限定・書類不備に注意
  • 国の補助金や減税制度との併用で負担を大幅軽減可能

最後に

明石市は兵庫県内でも「住宅支援が手厚い市」のひとつです。
家族のライフステージに合わせて、長く住み続けられるリフォーム計画を立てましょう。


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この記事を書いた人

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