住宅リフォームを計画する際、見逃せないのが「自治体ごとの補助金制度」です。
京都府内でも市町村ごとに制度内容や上限額が異なり、宇治市と亀岡市では対象工事や条件に特徴があります。

宇治市と亀岡市って、どんな補助金制度があるの?違いを知りたい!



耐震や省エネリフォームを考えているけど、申請は難しくないのかな…?
この記事では、宇治市・亀岡市のリフォーム補助金制度をわかりやすく整理し、申請の流れや注意点まで徹底解説します。
目次
宇治市のリフォーム補助金制度


宇治市 住宅リフォーム補助制度
- 対象工事:省エネ改修(窓・断熱)、バリアフリー改修(手すり設置・段差解消)、耐震補強など
- 補助額:工事費の1/5、上限20万円
- 条件:市内業者施工が必須
宇治市 耐震改修補助
- 対象:昭和56年5月以前に建築された木造住宅
- 補助額:耐震診断 最大10万円、改修工事 最大80万円
宇治市 高齢者住宅改修支援
- バリアフリー工事(浴室・トイレ改修、手すり設置)
- 上限10〜15万円
亀岡市のリフォーム補助金制度


亀岡市 住宅リフォーム補助制度
- 対象工事:省エネ(断熱改修、窓交換)、バリアフリー、子育て世帯向け改修
- 補助額:工事費の10%、上限15万円
- 条件:市内業者による施工
亀岡市 耐震改修補助
- 対象:旧耐震基準の木造住宅
- 補助額:耐震診断 最大12万円、改修工事 最大100万円
亀岡市 空き家活用補助
- 空き家を居住用に改修する場合に補助
- 上限30万円
宇治市・亀岡市の補助制度比較表


自治体 | 耐震改修補助 | 省エネ改修補助 | バリアフリー補助 | その他の特徴 |
---|---|---|---|---|
宇治市 | 最大80万円(診断10万+改修70万) | 上限20万円 | 上限15万円 | 市内業者施工必須 |
亀岡市 | 最大100万円(診断12万+改修88万) | 上限15万円 | 上限10〜15万円 | 空き家活用補助30万円 |
ポイント
- 耐震改修は亀岡市が手厚い
- 省エネ・バリアフリーは宇治市の上限がやや高い
- 空き家活用支援は亀岡市のみ
補助金申請の流れ
- 対象工事の確認
→ 自治体HPやパンフレットで対象工事を確認 - 業者へ相談・見積もり取得
→ 見積書に対象工事項目が明記されているか必ず確認 - 事前申請(工事前が必須)
→ 着工後の申請は認められないケースが多い - 審査・交付決定
→ 書類不備があれば差し戻し - 工事着工・完了報告
→ 完了写真・領収書を提出 - 補助金交付
→ 承認後、指定口座に振り込み
関連記事:リフォーム補助金の申請書類まとめ|審査で落ちないための完全チェックリスト
申請時に注意したいポイント


補助金をスムーズに受け取るには、以下の点に注意が必要です。
- 工事前の申請が必須
→ 着工後の申請は原則対象外。 - 見積書の記載内容を精査
→ 補助対象工事がきちんと明記されていないと不備扱い。 - 予算枠の早期消化に注意
→ 受付開始から数ヶ月で締切になるケースもある。 - 業者の経験を重視
→ 補助金申請に慣れている工務店を選ぶと安心。
実際の活用事例


- 宇治市:高齢者住宅改修補助を活用
浴室のバリアフリー改修で15万円の補助を受給。 - 亀岡市:耐震改修補助を利用
旧耐震住宅の補強工事で80万円の補助を獲得。 - 亀岡市:空き家改修補助を活用
移住者が空き家をリフォームして新居に。30万円の補助を受け取った。
まとめ
宇治市・亀岡市の補助金制度は、それぞれに特徴があります。
- 宇治市:省エネ・バリアフリーの上限がやや高く、幅広い世帯に適用可能
- 亀岡市:耐震補助が手厚く、空き家活用制度も用意されている
- 共通点は「工事前申請が必須」で、予算枠の早期消化に注意が必要