
使っていない和室を洋室に変えたい



子ども部屋や寝室として使いやすくしたい
近年、ライフスタイルの変化に合わせて和室から洋室へのリフォーム需要が急増しています。
本記事では、和室を洋室にリフォームする際の費用相場・人気プラン・注意点をわかりやすく解説します。
目次
和室を洋室にリフォームするメリット


使いやすさが向上
- 畳からフローリングに変えることで掃除がしやすい
- 家具の配置がしやすく、ライフスタイルに合わせやすい
住宅の資産価値アップ
- 中古住宅市場でも洋室の需要が高いため、売却時に有利になるケースも
和室から洋室リフォームの主な施工内容
床(畳 → フローリング)
- 畳を撤去し、下地を調整してフローリング材を施工
- 防音フローリングや無垢材など選択肢も豊富
壁・天井(和風仕上げ → クロス)
- 聚楽壁や砂壁を撤去し、石膏ボード+クロス張りに変更
- 明るい色を選ぶと洋室らしい雰囲気に
押入れ → クローゼット
- 奥行きの深い押入れをクローゼットに改修
- ハンガーパイプや棚を追加し、収納力を強化
建具の変更
- 襖を洋風のドアに交換
- 開き戸や引き戸にすることで利便性が向上
和室を洋室にするリフォーム費用の目安


リフォーム内容 | 費用相場(6畳) | 工期目安 |
---|---|---|
畳からフローリング張替え | 10〜20万円 | 2〜5日 |
壁・天井のクロス張替え | 10〜15万円 | 2〜4日 |
押入れをクローゼット化 | 10〜20万円 | 3〜5日 |
襖をドアに交換 | 5〜10万円 | 1〜2日 |
和室全体を洋室化(総合工事) | 30〜80万円 | 1〜2週間 |
詳しくは「相場より高い?安い?工事別リフォーム費用の目安まとめ」でも解説しています。
人気の施工プランと実例
プラン①:シンプルな洋室化
- 畳をフローリングに、壁と天井をクロスに張替え
- 最も費用を抑えつつ効果を実感できるプラン
- 費用目安:30〜40万円
プラン②:収納力アッププラン
- 押入れをクローゼットに変更
- 洋服収納や可動棚を設置して利便性を高める
- 費用目安:40〜60万円
プラン③:デザイン性重視プラン
- フローリング材を無垢材に
- 間接照明やアクセントクロスを取り入れる
- 費用目安:60〜80万円
プラン④:バリアフリー対応プラン
- 床の段差を解消
- 引き戸に変更し、車椅子でも使いやすい設計に
- 費用目安:50〜70万円
リフォームで失敗しないための注意点


床の下地をしっかり整える
畳を撤去した後、下地の不陸を放置すると床鳴りや沈みの原因に。
断熱性能に注意
和室の壁は断熱材が入っていない場合も多く、洋室化するなら断熱リフォームを併用するのがおすすめ。
関連記事:「築30年の水回りはこう直す!老朽化チェックとリフォームの考え方」
将来の間取り変更も見据える
- 子ども部屋として使うのか、将来は寝室にするのか
- 家族構成の変化を想定して設計することが重要
和室リフォームの費用を抑えるコツ


- 相見積もりをとって比較する
- 床材やクロスのグレードを調整
- 押入れ改修をDIYと組み合わせる
関連記事:「リフォーム工事は何から始める?検討〜契約までの5ステップ」
ケーススタディ:和室から洋室への改修事例


家族構成・用途 | リフォーム内容 | 費用目安 |
---|---|---|
子育て世帯(子ども部屋) | 畳をフローリング+クロス張替え+押入れをクローゼット化 | 50万円 |
夫婦の寝室 | フローリング張替え+照明・内装デザイン変更 | 60万円 |
高齢者世帯(バリアフリー) | 段差解消+引き戸設置+床材変更 | 70万円 |
まとめ
和室を洋室にリフォームすることで、使いやすさ・快適さ・住宅価値の向上につながります。
- 費用相場は 30〜80万円(6畳)
- 人気プランは「フローリング化+クロス張替え」「押入れをクローゼット化」
- 注意点は「下地調整」「断熱」「将来の間取り変化を考慮」