目次
システムキッチンとは?基本の構造と特徴
システムキッチンとは、シンク・調理台・コンロ・収納・換気設備などが一体化されたキッチンのこと。
工場で規格化されたユニットを組み合わせて設置するため、見た目がスッキリしており掃除もしやすいのが特徴です。
- 対面式や壁付け、L型・I型など配置タイプが豊富
- 機能性・収納力・デザインを自由に選べる
- キッチンと設備(食洗機・レンジフードなど)を一体化できる
キッチンの主なレイアウトタイプ一覧
I型キッチン(壁付け型)
- 横一直線にシンク・コンロ・調理台が並ぶ基本スタイル
- コンパクトで省スペースに最適
- 壁面を活かせるため、マンションや狭小住宅にも◎
費用相場:50万〜90万円程度(設備グレードにより上下)
L型キッチン
- シンクとコンロが90度の角で分かれた構成
- 作業動線が短く効率的(ワークトライアングルが近い)
- コーナー部分の収納が活かせる
費用相場:80万〜130万円程度(I型よりやや高め)
対面型(ペニンシュラ・アイランド)
- キッチンがリビング側に開かれているスタイル
- 会話や子育てとの両立に最適
- アイランド型は開放感がある一方でスペースを要する
費用相場:
- ペニンシュラ型:100万〜150万円
- アイランド型:150万〜250万円(本体+下地工事含む)
レイアウト別:工事内容の違いと費用に影響する要素
給排水・ガス・電気の移設が発生するかどうか
- レイアウト変更(例:壁付け→対面)では配管工事が必要
- 電気容量増設や食洗機用の電源配線も追加費用の原因に
移設工事の費用目安:10万〜30万円程度追加
壁・床・天井などの仕上げリフォームが伴うか
- キッチンの撤去・新設に伴い、床材・クロスなどの補修が必要
- 特に古い住宅では下地補強や耐震補強が発生することも
仕上げ費用の目安:5万〜20万円程度
システムキッチンのグレードと本体価格の関係
グレード | 特徴 | 本体価格目安 |
---|---|---|
ローグレード | 最低限の機能・収納 | 20万〜40万円 |
ミドルグレード | 人気機能+標準収納 | 40万〜70万円 |
ハイグレード | 高級素材+最新機能 | 80万〜150万円以上 |
どのタイプを選ぶべき?選び方のポイント
家族構成とライフスタイルに合っているか
- 小さいお子さんがいる家庭 → 対面型で見守れる設計がおすすめ
- 料理好き → L型やワイドI型など動線に優れた配置が◎
スペースと生活動線を考慮する
- ダイニングとキッチンの距離、冷蔵庫やパントリーの配置
- 通路幅の確保(最低でも90cm以上が理想)
将来のメンテナンス性もチェック
- 換気扇・食洗機など設備の交換しやすさ
- 扉材やワークトップの耐久性・清掃性
キッチンリフォームの補助金制度もチェック
- 子育てエコホーム支援事業:最大30〜60万円の補助対象に
- 自治体の省エネ住宅改修助成制度:条件付きで対象
👉 詳しくは「補助金・制度情報」カテゴリーで最新情報を確認
まとめ|理想のキッチンを賢く選ぶには?
システムキッチンのリフォームでは、レイアウト・本体グレード・工事内容の3点セットで総額が大きく変わります。
家族の暮らしに合ったキッチンスタイルを選ぶことが、使いやすさと満足度の高いリフォームにつながります。
まずは「どんなキッチンにしたいか?」を明確にし、信頼できる業者と相談を重ねながら、理想のキッチンづくりを進めましょう。
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